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展示会レポート

2011.10.14PCoIP 仮想デスクトップ ソリューションセミナー

PCoIPソリューションを一堂に集めた注目のイベントを開催

エルザ ジャパンは、2011年10月14日に東京都港区のカナダ大使館で、Teradici Corporationと共にPCoIPソリューションに焦点を当てたイベント「PCoIP 仮想デスクトップ ソリューションセミナー」を開催いたしました。PCoIP(PC-over-IP)は、デスクトップ仮想化システムを実現するデータ転送プロトコルのことです。この技術を使えば、手元の端末から遠隔地にあるコンピューターを操作し、アプリケーションを実行できます。しかも、ネットワークを介しているのを忘れるほど体感上の遅延はわずかです。VMware ViewのサポートによりPCoIPが仮想化環境にも対応したことで、活躍の場は急速な広がりを見せています。今回、本イベントに協賛いただきましたPCoIPソリューションを展開する企業様のブースとセミナーの模様を紹介します。

以下、今回の弊社ブースの展示の模様についてご紹介します。

 
 
 

PCoIPソリューションコーナー

  • おもな出展内容:APEX 2800と仮想マシンによるCPU負荷率の比較
  • 展示機器:サーバーオフロードカード「APEX 2800

弊社は、サーバー関連製品とPCoIPソリューションの2つのコーナーを設けて、製品を展示しました。PCoIPソリューションコーナーでは、セミナーでも紹介したサーバーオフロードカード APEX 2800を展示しました。

デモでは、2台の液晶ディスプレイに、仮想マシンが出力する映像とAPEX 2800で処理した映像を別々に表示。CPU使用率を表示し、APEX 2800の導入で得られる効果を分かりやすく紹介しました。APEX 2800を利用した場合、CPUの占有率は20〜50%ほども軽減され、CPUの負荷が高くなりやすい動きの激しい映像を高解像度のままスムーズに表示できます。同時に64画面分を処理でき、1枚導入するだけで絶大な効果があることを、来場者様にも納得いただきました。

手前がAPEX 2800を使用したマシン。CPUの使用率が20〜50%も軽減され、高解像度の映像もスムーズに表示可能。

 

サーバー関連製品コーナー

サーバー関連製品コーナーでは、複雑なサーバーI/Oの配置と管理を簡素化するラックマウントタイプの機器NextIO vNET I/O Maestroを展示しました。NextIO vNET I/O Maestro を使うと、1台のI/Oデバイスが複数の仮想化アダプターと見なされます。これにより、ネットワークやストレージリソースの設置やコンフィグレーションの自由度が高くなり、動的な変更がほんの数分で終わるメリットがあります。また、ラック内のサーバーは、1つのPCIeデバイスを共有できます。

 

他にも、拡張ボード型SSDのTexas Memory Systems RamSan-20も展示しました。この製品は、PCI Express x4でシステムに接続し、サーバーメモリーの一部として利用します。これが、高速、大容量なバッファーとなり、HDD RAIDのみの環境に比べて応答時間を大幅に短縮できます。半導体チップはサーバー向けで信頼の高い東芝製を採用。独自のウエアレベリング技術により、365日24時間連続で読み書きを行っても、8年以上使える長寿命を実現しました。

 

Teradici Corporation

  • セミナー内容:PCoIPの紹介と仮想化ソリューションの今後の展開について

本イベントを共催したTeradici Corporationは、セミナーでPCoIPについて解説しました。登壇したセールスディレクターのNick Pandher氏は、PCoIPについて「ネットワークを介しているにもかかわらず、あたかも手元に物理的なマシンがあるかのように操作できるソリューション」とユーザービリティに優れ、利用できるアプリケーションの自由度の高い点をアピールしました。

VMware Viewの最新バージョンである5では、新たな拡張機能を追加し、さらに優れた操作性と簡単なマネジメント性を実現したことを紹介しました。加えて「エルザ ジャパン様の協力を得ることでこのプロトコルを広める活動を展開したい」と単にソリューションを提供するだけでなく、ユーザーの教育や従来とは異なる規模、方法でソリューションを展開する用意があることを明らかにしました。

また、APEX 2800の開発元ということもあり、技術的な側面から強みを紹介。複数のテスト結果を紹介しながら、導入によるユーザービリティの向上とCPU負荷の推移、消費電力の軽減について解説しました。

セールスディレクターのNick Pandher氏がPCoIP、VMware View 5、APEX 2800の利点を語った。

 
 

ヴイエムウェア株式会社 様

  • セミナー内容:VMware Viewの魅力と新機能について

ヴイエムウェアは「ここがすごいよ VMware View」と題し、セミナーでVMware Viewの魅力を紹介しました。この中で、「米国では売上金額、ユーザー数ともにトップに立っている」と仮想化ソフトウエアとして多くのユーザーに評価され、導入が増えていることを強調しました。

VMware Viewが多くの帯域を利用すると一部のユーザーや企業様から指摘を受けている点に触れ「きれいな画面を転送するので、他の方式より帯域は大きいです。しかし、チューニングして画質を落とせば帯域は小さくできるうえ、新しいVMware View 5で導入したチューニングを使えば、さらに帯域を小さくできます」と、画質と帯域の相関性について解説しました。動画再生の速さについては映像を交えてアピールし、来場者様も納得の様子でした。

最後は、数多くあるVMware View 5で導入した新機能から「DirectX 9およびOpenGL 2.1のサポート」や、クライアント同士で行う情報のやりとりを、ホストを通さずに実行できる「UC統合アーキテクチャ」などを紹介しました。

「ここがすごいよ VMware View」と題したセミナー。VMwareのシェアと評価の高さを話した。

 
 

日本サムスン株式会社 様

  • セミナー内容:モニタ一体型ゼロクライアントシリーズについて
  • 展示機器:「NC220」、「NC240

セミナーで、同社が販売する液晶ディスプレイ一体型のPCoIPクライアントを紹介しました。特に力を入れて説明したのが、最大のメリットである接続の手軽さについてです。写真を交えた解説は、説得力のあるものでした。ラインアップにも触れ、19型から24型まで設置スペースや用途に合わせて選べる点もアピールしていました。

日本サムスンが展示したNC240とNC220は、ともに液晶ディスプレイが一体になったPCoIP用クライアントです。クライアント機能は、ディスプレイ内部に収められています。そのため、設置スペースは液晶ディスプレイだけで済みます。配線の手間も低減できます。キーボード、マウス、LANケーブル、電源ケーブルを直接ディスプレイの背面に接続するだけです。

22型の液晶ティスプレイを搭載するNC220は、バックライトにLEDを採用しました。これにより、液晶面が従来よりもスリムになり、消費電力も大幅に減っています。さらに、シスコシステムズ社が提唱するイーサネット給電機能を搭載し、給電に対応した環境では、電源ケーブルを接続せずに利用できます。

手前が先日発表されたばかりのNC220。NC240と同様にクライアント機能は内部にあるので、省スペースで設置可能。

 
 

日本電気株式会社 様

  • セミナー内容:PCoIP新製品と対応ワークステーションについて
  • 展示機器:「ND200」、「Express5800シリーズ」

日本電気株式会社(以下:NEC)がPCoIP用ソリューションの出荷を始めたのが、本イベントの直前である2011年10月12日です。セミナーは、新しく扱うPCoIP に対応する製品の紹介がメインでした。具体的には、クライアントのND200、ホストボードのNH200、ホストマシン向けのワークステーションExpress5800シリーズとなります。Express5800シリーズはラインアップの中からPCoIPに対応する3モデルとそれぞれの特徴を解説しました。

ワークステーションメーカーであり、システムインテグレーターでもある同社は、クライアントとワークステーションを同時に設置できるのが強みです。一括設置により、導入コストや管理工数御削減できます。システムからハードウエアまで一貫してサポートできることにより、問題解決までの時間や工数が短いのも魅力です。

NECは、PCoIPクライアントのND200とワークステーションのExpress5800 53Xgを接続して、仮想化デスクトップのデモを実施。3D映像を2台の液晶ディスプレイに遅延なく表示し、来場者様に作業の即時性をアピールしました。また、ワークステーションのカスタマイズ対応についても紹介。端末側のボタンで遠隔地のワークステーションの電源を落とす機能を付加でき、消費電力の削減にも対応できる点を説明していました。

ND200とExpress5800 53Xgによる2画面3D映像のデモ。遅延のない表示が可能であることをアピールした。

 
 

株式会社ネットワールド 様

  • セミナー内容:導入規模や用途に合わせられるPCoIPソリューション

ITインフラのソリューション・ディストリビューターであるネットワールド様は、セミナーで同社が提案するPCoIPソリューションを紹介しました。

同社では「単に製品を販売するのではなく、規模や用途に合わせて提案する」のが特徴です。その上で、システム構築を担当する来場者様に向け「見積もりを正しく判断ポイント」として「サーバーのサイジングの目安」「ハードウエア監視ツールの効率化」「アンチウィルス選び」を挙げ、ポイントを解説しました。

他にも、仮想化環境の導入により利用環境が変わっても、ユーザービリティを落とさずに済むポイントとソリューション、iPhoneやiPod、Android端末に対応するポイントなどを紹介しました。

規模や用途に合わせたソリューションを提案出来ることを話し、iPhoneなどへの対応の仕方も紹介。

 
 

エーキューブ株式会社 様

  • セミナー内容:Fire Proシリーズについて
  • 展示機器:「ATI FirePro RG220」、「ATI FirePro RG220A」、「AHDXR4-iP」

セミナーではエーキューブのパートナーである日本AMDが、PCoIP用ホストボードとグラフィックスボードが一体になったFire Proシリーズを中心に紹介しました。中でも、ファンレスタイプのATI FirePro RG220と冷却ファンを備えたATI FirePro RG220Aについて触れ、利用するホストマシンのサイズや環境に合わせて選べる点や1スロットで収まるタイプとしては描画性能が高い点をアピール。医療向けの高解像度な2D映像はもちろん、CADなどの3D映像でも帯域を抑えて利用できることをアピールしました。

エーキューブの展示ブースでは、PCoIP用のホストボード機能とグラフィックスボードの機能を併せ持つATI FirePro RG220シリーズの展示とデモを実施していました。通常はグラフィックスボードをホストボードにつなぐため、2種類のボードが必要でした。これを1枚に融合したことで、使う拡張スロットが最小限で済みます。省スペース、省コスト化を実現するソリューションです。

デモでは、ATI FirePro RG220を使い、Blu-ray Disc上の映像を再生。映像が流れる2台の液晶ディスプレイは、1台がクライアント端末からの出力映像で、もう1台がホストとなるワークステーションが直接出力する映像です;2つの映像を比較することで、来場者様が画質や処理性能の高さを体感していました。

ATI FirePro RG220シリーズを用いたデモ。省スペース、省コスト化を実現させるソリューション。

 
 

ワイズテクノロジー株式会社 様

  • セミナー内容:PCoIP新製品と対応ワークステーションについて
  • 展示機器:「Wyse P20」、「Wyse X90mw」、「Wyse T50」、「Wyse Z90」

ワイズテクノロジーは、長年培ったシンクライントのノウハウを活用し、PCoIP対応のゼロクライアント端末にも注力している点をセミナーでアピールしました。PCoIP対応機器は、ノート型や無線接続に対応した小型端末など、多様に展開しています。これら製品の特徴とどんなユーザー様に最適なのかを説明しました。

展示ブースでは、ゼロクライアントタイプのWyse P20のほか、Windows EmbeddedをインストールしたシンクライアントWyse Z90などを展示しました。同社の強みは、選べるクライアントが豊富なことです。デモでは、シンクライアントのWyse Z90から、VMware Viewをインストールした仮想化ホストマシンに接続。動画などのコンテンツを表示しPCoIP ならWindows Embedded上でも快適に作業できることを紹介しました。機器では、PCoIP対応クライアントでは珍しいノート型のWyse X90mwが来場者様の注目を浴びていました。

ゼロクライアント Wyse P20。他にもノート型のWyse X90mwを展示し、選択肢の多さをアピールした。

 
 

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