HOME > NextIO vCORE Express 2075 (販売終了製品)
NextIO vCORE Express 2075は、GPUコンピューティングに特化した次世代のCUDA GPUアーキテクチャ「Fermi」を元に設計された最新GPU TESLA M2075を、1Uのスリムなフォームファクターに4基搭載しています。
新たにC++、ECCメモリをサポートし、従来のTesla 10シリーズGPUと比較して約6.6倍となる倍精度性能など、HPC用途において重要な多くの機能をサポートし、最新のQuad-Core CPUと比較すると、最新のTesla 20シリーズコンピューティングシステムは20分の1の消費電力、10分の1のコストと同等なパフォーマンスを発揮します。
NextIO vCORE Express 2075はマルチコアCPUシステムと共に使用され、既存のITインフラにスムーズに適応する柔軟なコンピューティング・ソリューションを作り出します。
※本製品の販売は終了いたしました。
※製品の仕様等は改良のため予告なく変更される場合がございます。
NextIO vCORE Express 2075は、 Fermi GPU GF110 をベースにしつつ、NVIDIA Tesla M2070との互換性を最大限に高めた最新のTESLA M2075 GPUコンピューティングモジュールを4基搭載しました。
従来のTESLA S1070搭載TESLA T10シリーズGPUと比較して倍精度演算性能が約6.6倍に向上した他、キャッシュのサポート、シェアードメモリの増加、ECCメモリ搭載、マルチカーネルのサポートなど、HPCの分野において重要な機能を新たに多数サポートし、優れたパフォーマンスを実現します。
構成可変な合計64KBの共有/L1キャッシュを搭載。768KBのL2キャッシュ搭載。
複数のカーネルの同時処理が可能です。
従来、3つに分かれていたアドレス空間を1つの統合アドレス空間として操作可能です。
FMA命令は最終段階でのみ丸め処理を行います。
搭載メモリには最新のGDDR5 SDRAM採用。高クロックで動作する超高速メモリを1GPUあたり6GB、合計で24GB搭載し、優れたパフォーマンスを実現します。*またエラーの検出と訂正を行うECC機能をサ ポートし、レジスターファイル、共有メモリ、L1、L2 キャッシュ、DRAMなどを保護します。
*ECCを有効にすると、専用メモリの一部はECCビットに使用され、使用可能なユーザメモリは12.5%減少します。
NextIO vCORE Express 2075では、1GPUあたり共有メモリ 16KB / L1キャッシュ 48KBまたは、共有メモリ 48KB / L1キャッシュ 16KBに構成が可変する、合計64KBの共有/L1キャッシュと、768KBのL2キャッシュ搭載しました。
NextIO vCORE Express 2075に搭載される最新のNVIDIA TESLA M2075 Fermiプロセッサは従来のTESLA T10シリーズGPUと比較して倍精度演算性能が6.6倍と大幅にパフォーマンスが向上。また浮動小数点演算が IEEE 754-2008 に準拠し、FMA 処理を単精度、倍精度ともにサポートしました。
NVIDIA TESLA S1070に搭載されているT10 プロセッサではSM(Streaming Multi-processor)内に1基搭載されていたDPが、NextIO vCORE Express 2075に搭載されるNVIDIA TESLA M2075 FermiプロセッサではSP内にFPUを内蔵し、倍精度の場合 FPU を2個回して演算を行ないます。
新たに、データ転送のオーバーラップが可能なデュアルメモリトランスファエンジンと、従来のTESLA10シリーズGPUと比較して、切り替え速度が10倍速くなったコンテキストスイッチを搭載し、最大16カーネルの並列実行が可能になりました。
NVIDIA GPUのプロセッシングパワーをオープンスタンダードなC言語を利用することにより、プログラマブルGPUの性能を利用することが可能です。
また新たにOpenCL及び、Direct Compute開発環境をサポートしました。
ホストPCには専用の低消費電力インターフェースカードをPCI-Express x16へ装着し、その専用インターフェースカードとNextIO vCORE Express 2075を接続します。
1つのPCI-Express インターフェースカードより2つのGPUを稼動し、2つのインターフェースカードにより合計4つのGPUを稼動させます。
NextIO vCORE Express 2075は、内部にNVIDIA TESLA M2075を4つ搭載し構成されています。 NextIO vCORE Express 2075の接続は、2つのPCI Express x16 インターフェースカードを介して、1ユニットまたは2ユニットのホストシステムへと接続されます。 各PCI Express x16インターフェースカードは4つのGPUの内2つのGPUと接続され、それぞれ独立して動作します。
製品名 | NextIO vCORE Express 2075 | |
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形状 | ラックマウント(1U)タイプ | |
搭載GPU数 | NVIDIA TESLA M2075×4基 | |
CUDAコア数 | 合計1792コア(1GPUあたり448コア) | |
プロセッサ周波数 | 1.15GHz | |
浮動小数点 | IEEE 754 単精度 / 倍精度浮動小数点 IEEE764-2008 サポート | |
単精度演算性能 | 4.12TFlops | |
倍精度演算性能 | 2.06TFlops | |
搭載メモリ | GDDR5 SDRAM | |
メモリクロック | 1.565GHz | |
搭載メモリ容量 | 24GB (1GPUあたり6GB) *1 | |
メモリインターフェース | 384bit | |
メモリ転送帯域 | 1GPUあたり150GB / sec | |
消費電力 | 900W(標準値) | |
ソフトウェア開発環境 | CUDA ( C / C++ ) NVIDIA Parallel Nsight Fortran OpenCL Direct Compute |
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対応OS | Windows Server 2003 /2008 / HPC server* Linux 32bit / 64bit (Red Hat Enterprise Linux 5 / Open SuSE 11.2 / SUSE Linux Enterprise Desktop 11 / Fedora 12 / Ubuntu Linux 9.10) 最新の対応環境についてはCUDA Zoneをご参照ください。 |
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外形寸法 | 442.6mm × 723.9mmm × 43.4mm(1Uサーバーラックマウントに対応) | |
重量 | 15.4kg | |
ホストカード 外形寸法 | 167mm × 69mmm × 15.6mm(マウントブラケット含まず)![]() |
*1 注意:ECCを有効にすると、専用メモリの一部はECCビットに使用され、使用可能なユーザメモリは12.5%減少します。
(例:合計3GBメモリの場合、2.68GBが利用可能なユーザメモリとなります)
*2 NextIO vCORE Express の電源供給についての注意
製品名 | NextIO vCORE Express 2075 |
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型番 | NIO-VCO-EXP2075 |
JANコード | 4524076821216 |
標準的な1Uサーバーラックに搭載されたホストシステムにNextIO vCORE Express 2075を接続した例です。
ホストインターフェースカードを2枚搭載するため、ホストシステム側はPCI Express x16バスを2基搭載されたシステムが必要となります。
※付属のPCI-Express接続ケーブルは約0.5mとなります。別売オプションで2mケーブルもご用意しています。
2つのホストシステムに1つのNextIO vCORE Express 2075を接続した例です。ホストシステムにPCIーExpress x16バスが1つしか無い場合にはこのような接続となります。1つのホストシステムにおいて2つのGPUを認識します。
※付属のPCI-Express接続ケーブルは約0.5mとなります。別売オプションで2mケーブルもご用意しています。
1つのホストシステムに対して、2つのNextIO vCORE Express 2075を接続した例です。この場合接続の場合は、別売のデュアルホストインターフェースカード(NVIDIA DHIC)が2枚必要となります。
※NVIDIA DHICは別売となります。
※付属のPCI-Express接続ケーブルは約0.5mとなります。別売オプションで2mケーブルもご用意しています。
NextIO vCORE Express 2075用の別売オプション製品です。
ご購入に関しましては弊社営業部までお問い合わせください。お問い合わせ先はこちら
ケーブル長が2.0mのロングケーブルです。
標準付属の0.5m接続ケーブルで長さが足りない場合にご利用いただけます。
・ケーブル長:2.0m
・型番:P3149
・価格:オープン