ニュースリリース
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(新製品)スーツケースサイズのAIスーパーコンピュータ 「GigaIO Gryf」の国内取り扱いを開始します
〜場所を選ばずテラビット級の計算力を提供する、ポータブル&コンポーザブルなエッジAI基盤〜
株式会社 エルザ ジャパン(本社:東京都港区)はこのたび、PCIe / CXLベースの次世代ファブリック技術で世界をリードする GigaIO(ギガアイオー、本社:米国カリフォルニア州)社製の、世界初(*)となる持ち運び可能なエッジAIスーパーコンピュータ「GigaIO Gryf(グリフ)」の取り扱いを開始いたします。
※2026年3月現在、GigaIO社調べ。機内持ち込み可能なサイズでリソースの動的構成変更(コンポーザブル)機能を備えたAIシステムとして。
取り扱いの背景 : エッジにおける「計算力の限界」を打破
現在AIの活用は、センサーデータが発生するその現場(エッジ)でのリアルタイム処理が求められています。しかし、災害復旧、放送、エネルギー探査、防衛などの過酷な現場では、従来のサーバーは大きく重すぎ、一方で小型デバイスでは高度なAIモデルを動かす計算力が不足していました。
「GigaIO Gryf」は航空機の機内持ち込みが可能なスーツケースサイズ(重量25kg未満)でありながら、データセンター級の計算能力とストレージ容量を現場へ直接持ち込むことを可能にします。
製品の主な特長
1. 独自のメモリファブリック「FabreX」によるリソース共有
GigaIO独自のPCIe / CXLファブリック技術「FabreX」を採用。物理的な配線変更なしに、CPU、GPU、ストレージなどのリソースをソフトウェア定義で動的に再構成(コンポーザブル化)できます。
これにより、ミッションの要件に合わせてリアルタイムに最適なハードウェア構成へ変更可能です。
2. 最大5台のスタックによる「SWARM」構成
FabreXを介して最大5台のGryfを相互接続し、1つの巨大な計算資源(SWARM)として運用可能です。5台構成時には、FP16で3,600 TFLOPSを超える圧倒的な演算性能と、ペタバイト級のNVMeストレージ容量を実現します。
3. 現場での運用を支えるモジュール設計
6つのスロットにそれぞれ「スレッド(Sled)」と呼ばれるモジュールを差し替えることで、用途に応じたカスタマイズが可能です。
- Compute Sled: AMD EPYCプロセッサ搭載。
- Accelerator Sled: NVIDIA L40S等のハイエンドGPUを搭載。
- Storage Sled: 最大246TB(1台あたり)のNVMe SSDを搭載。
4. 過酷な環境に耐える堅牢性と可搬性
TSA準拠のキャリーケース型筐体を採用し、車載や航空機での輸送が容易です。
現場到着後、電源を投入するだけで即座に高度なAI解析を開始できます。
主な想定用途:
- 災害対策・救急: 通信断絶環境下でのリアルタイムな被害状況解析。
- スポーツ・メディア: スタジアムや屋外ロケ現場での自由視点映像生成・即時編集。
- エネルギー: 洋上プラットフォームや遠隔地での地質データの即時処理。
製品仕様
| 項目 | スペック |
|---|---|
| CPU | AMD EPYC 7713P(64コア)または7313P(16コア)×1基 |
| GPU | NVIDIA L40S 48GBまたはNVIDIA H100 NVL 94GB×1基 ※本体発注時にご選択いただきます。 |
| ストレージ | 最大246TB NVMe (E1.L) |
| インターフェース | 100GbE / FabreX (PCIe 32Gb/s Mini-SAS-HD) |
| 外形寸法/重量 | 228.6×355.6×558.8mm (機内持ち込み可能)/25kg未満(構成による) |
| 想定売価 | 構成により異なります。詳細はお問い合わせください。 |
| 製品ページ | https://www.elsa-jp.co.jp/products/detail/gigaio-gryf/ |
■本件に関するお問い合わせ先
製品について :営業部( sales_md@elsa-jp.co.jp )
リリースについて :セールスプロモーション課( press@elsa-jp.co.jp )
以上
■株式会社 エルザ ジャパンについて
1997年の設立以来一貫してPC向けのプロフェッショナル/コンシューマ向けグラフィックスボードをはじめとしたビジュアリゼーション関連製品の販売を手掛け、近年ではGPUが持つ卓越した演算能力を生かしたビッグデータ解析やAI、機械学習分野のサーバー機器および高性能ワークステーション、VTuberに代表されるストリーマー向けPC、業務用ハイエンドXR向けHMDやロボティクス関連にも注力している。
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