コンパクトでシンプルなシステムから複数のスクリーンへ複数の映像を表示する技術は、映像コンテンツの増加に伴いそのニーズが高まり続けています。高解像のソース映像を拡大し、その一部を切取ってリアルタイムに表示したいという状況は、容易に想像できます。また次々と受信される映像ソースを指定の位置に表示し、他のWindowsアプリケーションからの表示結果と並べて表示したいというシーンにも対応可能です。Datapath iolite 600 は、小型、静音でありながら高機能高性能なため、多くの利用シーンに応えることが可能なデスクサイドビデオウォールシステムです。マルチ出力カードとSQX IPカードの他に、DVI、HDMI、Displayportなどの多様なビデオキャプチャーカードを収納するようにデザインされ、ビデオウォールシステムの展開において、柔軟な環境を提供します。Datapath iolite 600 は、即入手可能な固定構成、またはプロジェクト要件に適したカスタマイズ構成が可能です。

Datapath iolite 600 は、最新のコントロールソフトウェア「WallControl 10」を使用することで最大24の映像入出力が可能です。また、判り易いユーザーインターフェースで、インタラクティブに映像の切り換えが可能です。汎用の Windows システムと組み合わせて Datapath iolite 600 は以下の事が出来ます:

- 同時に複数スクリーンへ複数の映像を表示
- オンラインやローカルメディアの映像を、iolite 600を通じてリアルタイム再生
- メディアプレーヤーを含む外部映像ソースからキャプチャされたビデオのリアルタイム再生

WallControl 10 は、ローカルアプリケーションの映像再生だけでなく、IPストリームからの映像入力やビデオキャプチャからの映像入力を、効率的に素早く管理出来るユーザーインターフェースを提供します。単純なドラッグアンドドロップ操作でビデオウォール上へ任意の入力ソースを任意の位置に表示する事が出来ます。コンテンツの表示位置はマウスとキーボードでインタラクティブに設定することができ、その設定を保存する事も可能です。また、事前に準備された簡易テンプレートツールで表示位置を簡単に設定する事も可能です。

WallControl 10 は、1人のユーザが複数のビデオウォールをシームレスに管理する事が出来るタブ付きインターフェースに対応し、複数の映像が着実に再生されていることを一つのシステムから確認することができます。

強力な拡張性

iolite 600 は、標準でインテル Core i5 プロセッサ、240GB SSD、8GB メインメモリを搭載しています。
また、内部に合計6本の拡張スロットを搭載しており、各種オプションをアップグレードする事によって拡張・パワーアップが可能です:

- 大容量SSD（最大480GB）
- より多くのメインメモリ（最大16GB）
- Core i7 プロセッサ
- グラフィックスボード・キャプチャカード各種

IPデコード 仕様

WallControl 10は、ユーザーがオンボードプロセッサまたは別売りのDatapath ActiveSQX デコードカードを使ってIPストリームを効果的にデコードすることが可能です。