製品情報

GRID ソフトウェア / SUMS

NVIDIA GRID™ は、NVIDIA GPU テクノロジの機能を仮想デスクトップおよび仮想アプリケーションに拡張し、高品質のユーザーエクスペリエンスを提供するグラフィック仮想化プラットフォームです。Tesla V100/P100/P40/P4/M60/M10 を仮想環境で使用するにはGRID ソフトウェアのライセンスが必要になります。

  • 製品概要
  • 仕様

製品概要

NVIDIA GRID™ は、NVIDIA GPU テクノロジの機能を仮想デスクトップおよび仮想アプリケーションに拡張し、高品質のユーザーエクスペリエンスを提供するグラフィック仮想化プラットフォームです。Tesla V100/P100/P40/P4/M60/M10 を仮想環境で使用するにはGRID ソフトウェアのライセンスが必要になります。

GRID ソフトウェア

GRID ソフトウェアはデータセンターで稼働しているグラフィックスが強化された仮想デスクトップと仮想アプリケーションを場所やユーザー、デバイスの制限なく提供するためのソフトウェアです。GRID ソフトウェアには以下の3つのエディションがあります。

1. NVIDIA GRID Virtual PC︰仮想デスクトップのグラフィックスをリッチにしてWindows アプリケーション、Web ブラウザ、高解像度ビデオを利用したいユーザ用。
2. NVIDIA Quadro Virtual Data Center Workstation︰CAD 等のプロ用のグラフィックスアプリケーションをフルパフォーマンスで場所やデバイスの制約なくリモートで使用したいユーザ用。
3. NVIDIA GRID Virtual Applications︰XenApp や他のRDSH ソリューションを展開している組織用。PC レベルのアプリケーションやサーバベースのデスクトップ用。

WINDOWS10のグラッフィクス機能の表示をサポート

WINDOWS10以前ではDirectX9を使用し、デスクトップウィンドウ機能を抑えることで最適化された描画を実現していましが、WINDOWS10では、DirectXで描画を最適化することが出来ないので、グラフィックスの利用が頻繁になってしまいグラフィックスリソースを大幅に消費してしまいVDI化の際の考慮が必要でした。

近年のデジタルワークスペースで使用するアプリによるグラフィックリソースの消費量

2012年の頃に比べると現在のワークスペースで使用するアプリでは約2倍のグラフィックスリソースを消費している。

NVIDIA GRID リモートディスプレイ
画面転送プロトコルの高速化

画面圧縮処理をCPUからGPUに搭載された ハードウェアエンコーダー(NVENC)にオフロード。

仕様

各エディションの機能とスペック

GRID ソフトウェアには以下の3つのエディションがあります

 

特徴 NVIDIA GRIDVirtual PC NVIDIA GRIDVirtual Workstation NVIDIA GRIDVirtual Applications
ライセンス関連
同時利用ユーザ
機能関連
デスクトップの仮想化 ×
RDSH App ホスティング
Windows ゲスト OS N/A
Linux ゲスト OS × N/A
最大ディスプレイ数 4 4 N/A
最大解像度 2560×1600 4096×2160(4K) N/A
Quadro ソフトウェア機能 × ×
CUDA & OpenCL ×
GPU パススルー ×
サポートする vGPU プロファイル
512MB ×
1GB
2GB ×
4GB ×
8GB ×
GRID ソフトウェア を利用可能なプラットフォーム
NVIDIA GRIDVirtual PC NVIDIA GRIDVirtual Workstation NVIDIA

GRIDVirtual

Applications
Citrix XenDesktop N/A
Vmware Horizon(View) N/A
Citrix XenApp N/A N/A
Vmware Horizon RDSH N/A N/A
Other RDSH N/A N/A
Microsoft RemoteFX × N/A
Vmware Horizon vSGA × N/A
GRID ソフトウェア で使えるTesla と動作確認されているサーバ

NVIDIA GRID はNVIDIA Tesla をデータセンターで展開する際にグラフィックスと仮想化機能を提供します。現時点では以下のTesla GPU をサポートしています。

ライセンスの種類

3種類の GRID ソフトウェアはいずれも年次の Support Update and Maintenance Subscription(SUMS)とセットになった永続ライセンス、または年次サブスクリプションとして購入可能です。永続ライセンスは期限なしでユーザにソフトウェアを使用する権限を与えます。永続ライセンスの場合、最低1年間のSUMSとセットで購入する必要があります。SUMS のサブスクリプションは年次ベースで更新可能です。年次サブスクリプションはライセンスボリュームに融通が効き、管理しやすいため、永続ライセンスより手軽な選択肢です。年次サブスクリプションの場合、ライセンスが有効な期間中はSUMS がセットになっています。