PG-Stromは、従来のDWHアプライアンスの1/20のハードウェアで同等以上のパフォーマンスを実現するオープンソースウェアです。

大規模でデータセットに対する複雑な集計演算であっても。GPGPUによるアクセラレーションによって極めて高速な応答性を要します。 PG-StromはPostgreSQLに対するプラグインとして実装されており、PG-Strom専用のクエリに書き換える必要もありません。

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ハードウェア限界に迫るI/O性能を実現

SSDとGPUをダイレクト接続し、SQLをGPUで並列処理する事で、ハードウェア限界に近いSQL処理性能を引き出します。
DB処理に最適化されたI/OアクセラレータとしてGPUの役割を再定義し、従来のDWH専用機に迫る処理性能をシングルノードで実現するPG-Stromのユニーク機能です。

データのある場所で統計解析・機械学習を実行

DBサーバにGPUを組込む事で、高度な統計解析や機械学習といった大量データ・大規模計算が必要となるワークロードを「データのある場所で」実行する事が可能になるほか、煩雑な前処理や外れ値の検出をSQLで記述できる事になり、データ解析の生産性が大きく向上します。

PostgreSQLの実績とGPU高速処理を両立

PG-Stromは最も広範に利用されているオープンソースRDBMSであるPostgreSQLの拡張モジュールとして実装されており、トランザクションやバックアップといったデータベースシステムとしての基本機能は、強固な開発者コミュニティが長い期間を通して改善を続けてきた実装です。
GPUが得意な処理だけをオプティマイザが抜き出して高速化するため「いいとこ取り」が可能なアーキテクチャです。

データベース周辺ツールとの統合運用も可能

SQL処理速度はデータベースにとって大きな一要素ですが、ＤＢシステム運用には、バックアップ、レプリケーション、高可用性、死活監視、BIツールといった周辺ソフトウェアが必要です。
PG-StromはPostgreSQL用に設計された豊富なソフトウェアをそのまま利用でき、エンタープライズ領域でのシステム運用にも十分なエコシステムが既に確立しています。