製品のQ&A

液晶テレビと液晶モニタの表示方式の違いについて

グラフィックスボードのHDTV出力及びDVIをHDMIなどに変換して、 一般的な液晶テレビ表示した場合に 画面の表示が画面領域をはみ出して正常に表示されない事がよくあります。

この原因は、液晶テレビ側が従来のテレビと互換製を持たせる為に、画面の表示にオーバースキャンによる画面表示方式を使用している為です。

液晶モニタの等倍表示とは異なり、オーバースキャンによる表示の場合、画面領域の約95%~98% (メーカーにより異なる)の部分までしか画面内に表示されません。 この問題に関しましては、液晶テレビの互換性を持たせる為の機能であり液晶テレビの仕様でもあります。

※ 液晶テレビによってはドットバイドットの表示方式を採用してる物もございます。詳しくは各液晶テレビメーカー様にお問い合わせください。

青い部分が実際の画面の領域赤い部分がはみ出してしまう領域です。

fig01

■液晶モニタの場合、ドットバイドット(等倍表示)の為、画面がはみ出る事はありません。

fig02

 

■画面のサイズが実際の出力解像度より小さくなりますが、ドライバの調整機能により 画面サイズを調整する事が出来ます。

設定方法

NVIDIAコントロールパネルの場合 スタート ⇒ 設定 ⇒ コントロールパネル ⇒ デスクトップの表示とテーマ ⇒ NVIDIA Contorol Panelを開いてください。

メニューにビデオとTVの項目がありますので、そちらからHDTVデスクトップサイズの変更を選んでください。

fig03

 

■選択するとNVIDIAの画面が表示されますので矢印の部分のスライダーバーを動かして画面サイズを調整します。 ※ ドライバのバージョンによっては縦にもスライダーバーによる調整機能がある物もございます。

fig04

 

■nView設定ツールの場合 デスクトップの何も無い場所を右クリックして、プロパティを選択します。 画面のプロパティが表示されましたら、設定タブをクリックして右下にある詳細設定ボタンを押します。 詳細設定の画面内にGeForce もしくはQuadroのタブがありますので、そちらを選択します。 HDTVのモニタを選択して以下の画像の順番どおりに、HDTVオーバースキャン設定を呼び出します。

fig05